『シティポップ短篇集』のジャケット誕生まで(奮闘編;)

前回の続き、具体的な奮闘編です(笑)
平中悠一 2025.02.05
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Deisaに僕が気づいたのは、ライナーにも書いたとおり、Sara Kangのアートワークでだった。(...細かいことをいうようだが、NewJeansのハニがSara Kangをカヴァーしたのを見て気づいたわけではなく、ハニが歌う前から知っていた・笑)

日本の漫画やアニメの絵柄が好きなんだろうな、という感じはあるが、やはりどこか、一味違う。だから、日本人から見ると、懐かしさと、違和感とが、不思議に同居している...という印象になる。最近の若い人向けの小説はまるっきり漫画のような表紙も多いが、そういう本を買いつけている人にも手にとってもらいやすく、だけどちょっと違う感じもある、という装丁になるのではないだろうか。。

シティポップの時代、その背後にあった価値観を捉える文学、短篇集、とぱっと見て判るジャケットにしたい、というのがひとつの大きな意図だったわけだが、そもそも、「シティポップ」といったところで、当時を知る同時代のファンの思うシティポップと、日本の現代のリスナーが思うシティポップ、そして、海外の音楽ファンが思うシティポップでは、それぞれまったく違うだろう。

今回は日本語の書籍なので、

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