媚態とコケットリー

フランス語の話から入りますが、後半は英語、ヴァージニア・ウルフ...、ガツンと自由間接話法の話まで持っていきます!
平中悠一 2026.05.01
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僕はフランス語をほとんど完全にパリで習った。

パリ大やアンスティチュ・カトリックのFLE(外国語としてのフランス語)で文法などは習ったが、それ以上に、僕が誰からフランス語を習ったかといえば、それはフランスの女の人、女の子たちだった、ということになる。

ここにはほとんど男性の影はない(笑)女性の方が優しいし、親切だし、共感力が高いし...などといえば、いまではセクシスト、性差別主義者だ!ということになるだろう。。

しかしフランス人の男性が女性に優しいという印象がもしあるなら——あれほどゲイが多いというにもかかわらず!——フランスの女性は、概して男性に親切、といえるかもしれない。

するとどうなるか、というと、

僕の中ではかなりたくさん、フランス語のことばやいい回しが、あるひとつのシチュエーション、あるいは、あるひとりの女の子と結びついている。

そういうところが、少なからずある。そのことばを聞いたり、読んだり、思い出したりした時に、その子のことも、ふと思い出すのだ。

そんなことばのうちのひとつに、コケット、コケットリー、ということばがある。

ある時ひとりの女の子と話していて、彼女がふと、このコケットリーということばを使ったからだ。

コケットであれば、ほとんど日本語にもなっているフランス語で、お洒落な、といういい意味もあるが、気障とか、媚びた、という悪い意味合いが強い。

でも彼女の使い方は、それとはちょっと違うようだった。そこで、僕は

そのコケットって、どういう意味? と訊いてみた。

するとその子は、こういった。

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