«80年代の夢»はなぜついえたか。

山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』中公文庫 2023(1984)を読んでみました。
平中悠一 2024.09.28
読者限定

え。そんなの読んだの、と思うかもしれませんが、はい、読みました(笑)

シティポップ短篇集』の「ライナーノーツ」(解説)を書いてみて、«80年代の夢»について考えることが多くなりました。集英社のインタヴューテレビ朝日のインタヴュー、共にこの話題について尋ねられたことも大きかったですが、

僕が最初にこの問題に言及したのは「クロワッサン」1013号に書いた「みんなにお金を配ったら——ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?」の書評だったと思います。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2194文字あります。

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
ジャケット誕生—『シティポップ短篇集』編;)
読者限定
サイゼリヤと推し活、ファーストフードとウォークマン。
読者限定
〈ナラティヴ〉と〈ディスクール〉はどう違うのか?
誰でも
新年のご挨拶。Bonne année 2025 !
読者限定
核抑止論とダブル・バインド
読者限定
トランプ再選と兵庫県知事選、そしてNewJeans
読者限定
80年代はなぜ«消された»のか?(結論-テスト)
読者限定
80年代はなぜ«消された»のか?(テスト③)