«80年代の夢»はなぜついえたか。
山崎正和『柔らかい個人主義の誕生』中公文庫 2023(1984)を読んでみました。
平中悠一
2024.09.28
読者限定
え。そんなの読んだの、と思うかもしれませんが、はい、読みました(笑)
『シティポップ短篇集』の「ライナーノーツ」(解説)を書いてみて、«80年代の夢»について考えることが多くなりました。集英社のインタヴュー、テレビ朝日のインタヴュー、共にこの話題について尋ねられたことも大きかったですが、
僕が最初にこの問題に言及したのは「クロワッサン」1013号に書いた「みんなにお金を配ったら——ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?」の書評だったと思います。